R35GT-Rの集大成として登場！

2007年に発売されたR35GT-Rが15年の歳月をかけて磨きぬいた最終モデル（？）がMY24！

2023年のオートサロンにて発表され、その発表の場でアシュワニ・グプタCOOでGT-Rについて「レーシングテクノロジーが生み出す圧倒的な速さ」と、「どこまでも気持ちよく走り続けられるしなやかなグランドツーリング性能」と、この2024年モデルを「日産GT-Rの“極み”、史上最高のGT-Rともいうべき集大成。GT-Rの長い歴史に刻まれるものとなる」と述べた。

MY22からMY24の変更点

フロントバンパーやリアバンパー、リアウイングといった外装のデザインを変更。これにより空力性能の向上、特にダウンフォースの強化を図っている。

フロントバンパーはブランドデザインだった「Vモーション」から、グリルを上下に2分割したデザインに。これによって空気抵抗を抑えつつも高い冷却効率を維持している。

リアデザインも大きく変化している。ディフューザーも大型なものになり空力特性が向上している。特にリアウィングは、GT-R発売開始して始めての改良が施されている。翼幅を広げて取り付け位置を後方に下げることで、ダウンフォースの向上を図っている。

パフォーマンスにおいては、成熟の域に達していてその変更点は少ないが、ボディデザインの変更による空力特性の向上と電子制御式サスペンションのセッティングが変更された。

更にこのサスペンションの減衰力制御を担うGセンサーがより高精度のものに変更となった。

また、通常モデルについては「R35GT-R最高の洗練された乗り味」を求めたセッティングがされており乗り心地においても追及されている。

ハイパフォーマンスモデルであるNISMOについては「R35GT-R最高のトラクションマスター」を目指した開発されているとGT-Rチーフ・ビークル・エンジニアを務める川口隆志氏が東京オートサロンで行われた発表会で述べている。

エンジンスペックに変化はないが、日本仕様のみ、新たな厳しい騒音規制に対応するために排気管の途中に分岐と消音室を設けつつも、パフォーマンスとサウンドを維持している。

MY24モデルのグレードは全8種類！

「Pure Edition（1,375万円〜）」「Premium Edition（1,484万100円〜）」「Black Edition（1,535万500円〜）」「Track edition engineered by NISMO（1,765万600円〜）」「Premium edition T-spec（1,896万700円〜）」「Track edition engineered by NISMO T-spec（2,138万700円〜）」「NISMO（2,865万600円〜）」「NISMO Special edition（2,915万円〜）」

計8種類となっている。